昆虫産業

昆虫。正直、ワシは好きではないです。あんなに小さいのに、動くし、飛ぶし。よく見るとすんごいよく出来てるってのが、気持ち悪いと感じてしまうからです。しかし、この昆虫、ほかにもすごいんです。だてに4億年もの歴史があるわけではないようです(´ヘ`;)
昆虫パワーで病気を治せ

モンシロチョウの蛹の体液はがん細胞を死滅させ

番組の中では死滅させるとは言ってなかったような・・・。つーか、あれはモンシロチョウの蛹だったのか?ワシが見たのは、何かの幼虫みたいなやつで、かなり厳しい環境下で生き抜くために、水分がまったくないところでは完全に冬眠状態になって、水分を得るとまた動きだすというこれまたとんでもない能力をもつ昆虫がいるらしいのです。つまりは、この昆虫のDNAを利用して作ったものってのをがん細胞にくらわすと、がん細胞の活動を停止することができるってんだから、驚きです!

カブトムシの幼虫は抗生物質が効かない細菌を殺す機能を持つ

院内感染でよく名前が出てくるMRSA、いわゆる抗生物質が利かない憎いやつ。カブトムシの幼虫はこのMRSAを死滅させることができらしいのです。カブトムシがそうなら、クワガタも何かやってくれるんじゃねーか?とか、変な期待をしてしまいます(笑)
他にも人間のDNAを蚕に組み込み、この地球上に人間様の手によって生み出された「遺伝子改造蚕」・・・モスラではないです。はい。わかってるって。。つまらん冗談はさておき、この遺伝子改造蚕、こいつの作った繭から人工皮膚を作ることができるみたいなんです。。もう、あいた口が閉まらないわけです。どこからどこまでのものを「人間」って呼べばいいのでしょうかねぇ?ハート??
そしてこの改造蚕を養殖することで、現在使用されている人工皮膚の代用品を安い価格で市場に送り出すことができる。つまりは、これが「昆虫産業」。これから市場が大きくなっていくと目されている、いわば次世代の産業。しかーし、それがそうも簡単にはいかないようです。
アメリカのバイオ産業界では既に波紋を呼びかけているようなのですが、「そんな人間の手によって改造された昆虫が自然界に飛び出してしまったときに、どうするのだ?」ということ。確かにごもっともです。4億年という年月をかけて、厳しい環境に適応するために自ら進化を遂げてきた昆虫。その昆虫に対して、ちょっとわかったからといって、弄って、「あ、うまくいった!」見たいな感じで改造を施された遺伝子改造昆虫。カメンライダー?・・・違います。あれは改造人間です。
・・・
そんな偶然の産物みたいな昆虫が自然界に飛び出たら?そらぁ、何が起こるかわかったもんじゃないですよ。明日の天気もよくわかんねーのにねぇ。それは、波紋もどんどん大きくなりますよ。なんでこの昆虫産業はこれからどうなるのか?ちと見ものではありますね。
そこまでして生きる価値が我々人間様にあるのか?とも、思ったり。
バイオ企業に商業利用される『極限環境微生物』は誰のもの?

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